Claudeに頼んだのに、なんだか一般論ばかりの回答が返ってきた。そんな経験はありませんか。多くの場合、Claudeの性能ではなく、伝えた情報の量が足りていないことが原因です。
結論:新しく来た優秀な同僚に頼むつもりで書く
Anthropicの公式ガイドでは、Claudeを「優秀だけれど、あなたの状況を何も知らない新しい同僚」と考えて依頼を書くことが勧められています。
その同僚が迷わず作業できるだけの背景、資料、完成形のイメージを渡すと、回答の質は大きく変わります。
1. 背景と目的を伝える
「会議の案内文を書いて」だけでは、誰に向けた、どんな会議なのかが分かりません。
来週、部署の10人に向けて、新しい経費精算ルールの説明会を開きます。参加を嫌がる人もいるので、短くて前向きな案内文を書いてください。
このように、「誰に」「何のために」「どんな事情があるか」を添えると、内容がぐっと具体的になります。理由を書くと、Claudeはその理由に合わせて細かな判断をしてくれます。
2. 資料ははっきり区切って渡す
文章や資料を読ませるときは、指示と資料が混ざらないように区切ります。
次の【資料】を読んで、新人向けに要点を5つにまとめてください。 【資料】 (ここに文章を貼り付け)
長い資料の場合は、先に資料を貼り、最後に依頼を書くと、回答が安定しやすいとされています。
3. 完成形のイメージを示す
出力の形を具体的に伝えます。
- 「見出しと箇条書きで、全体で400字程度」
- 「表にして、列は『項目』『期限』『担当』」
- 「結論を先に1文、その後に理由を3つ」
手元に理想に近い見本があれば、「この形式に合わせて」と見本を添えるのも効果的です。
4. 分からない点は確認してもらう
情報が足りないまま作業させると、Claudeが推測で補ってしまいます。次の一文を加えると防げます。
作業を始める前に、判断に必要な情報が足りなければ質問してください。
また、事実の確認が重要な内容では「確かでないことは、確かでないと書いてください」と頼んでおくと、推測と事実を分けて答えてくれやすくなります。
5. 一度で決めず、やりとりで直す
最初の回答は、たたき台と考えます。「2番目の案をもっと具体的に」「ですます調に」と、良い部分を残しながら直していくのが近道です。
同じ注文を何度も繰り返しているなら、最初の依頼文に条件を足して、新しいチャットでやり直した方が早いこともあります。
注意したい点
背景を詳しく伝えることは大切ですが、そのために顧客名や個人情報を書く必要はありません。「A社」「担当者B」のように置き換えても、十分に意図は伝わります。
まとめ
Claudeへの依頼は、新しく来た同僚に頼むつもりで書くのがコツです。背景と目的、区切った資料、完成形のイメージを渡し、足りない情報は質問してもらいましょう。最初の回答をたたき台にして、やりとりで仕上げていけば、Claudeの力を十分に引き出せます。