ChatGPTに質問するたびに、「私は営業職で」「回答は結論から」と同じ前置きを書いていませんか。その前置きは、カスタム指示に一度書いておけば、毎回自動で伝わるようになります。
結論:自分の情報と回答の好みを、あらかじめ登録する機能
カスタム指示は、ChatGPTに「自分について知っておいてほしいこと」と「どのように回答してほしいか」を登録しておく機能です。登録した内容は、新しい会話すべてに反映されます。
1. 設定する場所
- 画面左下などのアカウント名を押す
- 「設定」の中の「パーソナライズ」を開く
- 「カスタム指示」の入力欄(「動作、スタイル、トーンに関する追加の設定」)に書き込む
同じ画面には、「基本のスタイルとトーン」や、「温かさ」「熱意」「見出しとリスト」「絵文字」といった「特性」を選ぶ項目もあります。口調の好みはこちらで選び、それ以外の前提や細かい希望をカスタム指示に書く、と使い分けると便利です。画面の構成は更新されることがあるため、見つからない場合は公式ヘルプを確認してください。
2. 書き方の例
私は中小企業で総務を担当しています。AIは初心者で、専門用語は苦手です。社内向けの文書やメールを作ることが多いです。 結論を最初に書いてください。専門用語を使うときは、一言で説明を添えてください。回答は長くても400字程度にしてください。確かでない情報は、確かでないと明記してください。
自分の立場と回答の好みを、具体的で短い文で書くのがコツです。
3. 効果が出やすい指示
- 回答の長さ:「短めに」より「300字以内」の方が伝わる
- 構成:「結論→理由→具体例の順に」
- 言葉づかい:「です・ます調で」「親しみやすく」
- 確認の習慣:「数字や日付には、確認が必要と添えて」
反対に、「いい感じに」「上手に」のようなあいまいな指示は、効果が分かりにくくなります。
4. メモリとの違い
メモリは、会話の中からChatGPTが自動で情報を記録する機能です。カスタム指示は、自分で書いた内容が毎回そのまま使われます。
確実に毎回伝えたい前提はカスタム指示に、会話の流れで出てきた細かな情報はメモリに、と使い分けるとよいでしょう。
うまく効かないときの見直し方
指示が多すぎたり、互いに矛盾したりすると、一部が反映されにくくなります。「短く」と「詳しく」が同時に書かれていないかなど、一度読み返してみてください。
また、特定の会話だけ違う形で答えてほしいときは、その会話の中で直接指示します。カスタム指示より、会話中の具体的な指示の方が優先されやすくなります。
注意したい点
カスタム指示には、実名、住所、勤務先の詳しい情報などを書く必要はありません。「総務担当」「小学生の子どもがいる」程度の情報でも、回答は十分に変わります。
業務で使う場合、会社によってはカスタム指示の利用や書ける内容にルールがあります。組織のアカウントでは、管理者の設定も確認しましょう。
まとめ
カスタム指示を使えば、自分の立場や回答の好みを毎回書かずに済みます。設定の「パーソナライズ」から、具体的で短い文で登録しましょう。うまく効かないときは、指示の量と矛盾を見直すのがポイントです。
公式出典
- OpenAI Help Center「Custom Instructions for ChatGPT」2026年10月1日確認
- OpenAI Help Center「What is Memory?」2026年10月1日確認